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産業機械部門:コーンクラッシャをタイ市場へ初納入 ~東南アジア砕石市場への営業展開強化~

2024年03月14日

 当社(東京都千代田区、社長:中戸川 稔)グループの中核事業会社で、産業機械部門を担う古河産機システムズ株式会社(東京都千代田区、社長:岩間 和義)は、コーンクラッシャ『GEOPUS C3』をタイ市場向けに初納入しました。
 コーンクラッシャは、1次破砕後の岩石を更に破砕し、道路やダム、ビル建築などに用いられるコンクリート用骨材を生産する、砕石・鉱山プラントの主要機器です。コーンクラッシャ『GEOPUS C3』は、高密度破砕性能に優れ、生産性の向上と骨材の高品質化に寄与し、国内の砕石・鉱山プラントに多くの納入実績を有しています。
 タイでは今後、高速道路網の整備などのインフラ建設や住宅需要の高まりとともに、より質の高い骨材の需要が見込まれており、重要市場の一つと捉えています。また、砕石市場においては、当社グループの中核事業会社で、ロックドリル部門を担う古河ロックドリル株式会社(東京都千代田区、社長:山口 正己)が採掘現場(上流)向けに油圧クローラドリル等を販売しており、砕石プラント(下流)向けの古河産機システムズ製品を含め、砕石場の上流・下流一体展開を強化すべく、コーンクラッシャ『GEOPUS C3』の海外向け販売にも取り組んでいます。今般、その成果として、タイ市場においてコーンクラッシャ初号機を納入し、2月より稼働を開始しました。
 古河産機システムズは今後もタイをはじめ、東南アジアの砕石市場への下流展開として、コーンクラッシャ『GEOPUS C3』の販売を古河ロックドリルと共に強化・加速してまいります。

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コーンクラッシャ『GEOPUS C3』

砕石場の砕石プロセス.png
砕石場の砕石プロセス

コーンクラッシャ『GEOPUS C3』の特徴

 コーンクラッシャ『GEOPUS C3』は、①「レベルコントロール」、②「ロングチャンバー」、③「大容量球面軸受」、④「二重ハウジング」の採用により、高密度破砕による生産性向上と高品質化(粒形の安定化)を実現します。

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  1. レベルコントロール
    超音波レベルセンサによってクラッシャ投入口内の原料レベルをモニターし、原料レベルが一定になるようコントロールします。原料レベルを一定に保つことで、高密度破砕を実現しています。

  2. ロングチャンバー(高効率破砕室形状)
    独自のロングチャンバー採用により、ライナが摩耗しても破砕室の形状が変わらず、部品交換直前まで安定した生産量を維持することが可能です。

  3. 大容量球面軸受
    大容量球面軸受を採用することで、高密度破砕による強力な破砕荷重を受け止め、軸受の長寿命化を実現しています。

  4. 二重ハウジング
    駆動シャフトを二重ハウジングの頑丈な構造で支えることで、ギヤの振動が抑制され、駆動部の長寿命化を実現しています。

主要諸元

【主要諸元表】

モデル名 GEOPUS C3
形 式 GP3-200
出 力 200kW
最大供給サイズ(M型) 130×180×260mm
最大生産量(M型set24mm) 260~295ton/h

GEOPUSシリーズについて

 古河産機システムズでは、砕石鉱山プラントで用いられる破砕機、粉砕機、分級機に最新技術を取り入れてフルラインナップしており、お客さまの生産性向上、品質向上に寄与する機械を『GEOPUS』シリーズとして製品化し、最適提案により、お客さまの課題解決、付加価値向上に努めています。

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タイ現地での据付状況

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【参考動画】

社会基盤を支える古河機械金属 インフラ編|古河機械金属PV
https://youtu.be/gTszdxNNG_w
砕石場で稼働する油圧クローラドリル、油圧ブレーカ、コークラッシャ、ジョークラッシャ等を紹介する動画です。

当ニュースリリースPDF版はこちら

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