強み1

鉱山開発で培った技術

古河機械金属グループの強みは、
鉱山開発で培った技術を、時代の要請に応えて多様に進化させてきた技術力です。

鉱山技術は、単に鉱石を採掘して銅を取り出すことにとどまりません。鉱石の運搬、給排水、水処理、副産物の処理、そしてそれらの動力源としての発電所建設など、あらゆる工業分野の粋を集めた総合技術であるといっても過言ではありません。鉱石運搬のための軌道や索道、コンベアの導入、日本最初の水力発電所建設と坑内外の電化、圧縮空気や電気を使ったさく岩機、洋式製錬技術の導入などは、そのほんの一例です。
やがて、輸入機械の点検整備や部品製造も自ら行うようになり、機械そのものも生産するようになりました。鉱山で使用するさく岩機、泥水を排水するポンプ、鉱石を粉砕する機械、水処理技術、排ガス処理技術、銅の副産物である濃硫酸や希少金属の生産など、現在、古河機械金属グループが世界的なシェアを占めている製品のルーツがここにあるのです。

最先端技術の沿革

強み2

社会インフラ整備に欠かせない
機械製品群

機械事業の製品群は社会インフラ整備に関わる分野で活躍しています。
トンネル工事現場やコンクリート原料の採掘現場、土木・建築などにおいて高いシェアを誇る製品を有しており、
それが古河機械金属グループの強みです。

トンネル工事

道路や鉄道を通すために掘られるトンネル工事において、岩盤が固い山岳トンネルでは発破工法が用いられ、その現場ではトンネルドリルジャンボが使用されます。
トンネルドリルジャンボは岩盤に発破用の火薬を装填する孔を掘る機械であり、国内では青函トンネルや八甲田トンネル、関越トンネル等の実績を有しており、現在ではリニア中央新幹線や整備新幹線など多くの現場で使用されています。
地下トンネル工事においてはシールド工法が用いられ、掘削土砂を排出するため、水と一緒に圧送するシールドポンプや、省人化や環境配慮に貢献するベルトコンベヤが使用されます。

トンネルドリル
ジャンボ

シールドポンプ

ベルトコンベヤ

コンクリート

建物や道路などのあらゆる構造物に必要不可欠なコンクリートの需要は、インフラ整備の進捗に伴い増加しており、コンクリートの原材料で骨材となる砕石やセメントに使われる石灰石の需要も底堅く続く見込みです。
これらの採掘現場では岩盤を発破するための火薬装填用の孔を掘る油圧クローラドリルが使用され、発破して崩した大きな岩石を小割にするための油圧ブレーカも活躍しています。また、採掘された岩石を破砕するプラントでは、ジョークラッシャやコーンクラッシャなどの破砕機のほか、大きさごとにふるい分けするスクリーンが使用されています。

油圧クローラドリル

油圧ブレーカ

破砕機

土木・建築現場

インフラ整備の増加に伴い、今後も土木・建築工事現場は確実に増えることが予想されます。このような現場で資材の運搬、積み下ろし、設置作業などに使われるのがユニッククレーンであり、一台で何役もの作業が効率的に行える利便性の高さが支持を得ています。また、トラックの入れない狭い場所や屋内での作業には、コンパクトで操作性に優れたミニ・クローラクレーンが対応します。
このほか、建物などの解体現場では、油圧ショベルのアタッチメント製品である油圧圧砕機が活躍します。

ミニ・クローラ
クレーン

ユニッククレーン

油圧圧砕機

強み3

マーケティング経営
モノづくりへのこだわり

古河機械金属グループは、CSVの視点を織り込んだ「マーケティング経営」を実践すべく取り組みを強化しています。
その実践例やモノづくりへのこだわり、強みなどをTOPICSに紹介していますのでご覧ください。