社長メッセージ

中戸川 稔
当社グループは、2025年8月に創業150周年という大きな節目を迎えました。この節目に向けた長期ビジョン「FURUKAWA Power & Passion 150」実現の総仕上げとなる「中期経営計画2025」の最終年度である2025年度の会社業績につきましては、増収増益を達成し、売上高2,110億円、営業利益112億円、親会社株主に帰属する当期純利益127億円となりました。しかしながら、「中期経営計画2025」で掲げた連結営業利益130億円は未達となり、取り組みには課題が残りました。
2026年3月期の期末配当金につきましては、配当方針および最近の業績動向等を総合的に勘案のうえ、1株当たり50円とさせていただく予定としております。2025年12月に実施いたしました中間配当と合わせ、年間配当金は、1株当たり80円となり、2025年3月期から10円の増配となります。資本コストや株価を意識した経営の推進の一環として、2025年2月から2026年2月にかけて、取得価額総額が約100億円となる自己株式取得を行いました。
また、将来における非連続な成長を実現するため、中長期的な視点の下、アライアンスやM&Aに取り組んでおり、持分法適用関連会社である株式会社三井三池製作所との更なる連携強化を目的として同社株式を追加取得いたしました。加えて、2026年4月に株式会社アーステクニカの発行済株式の60%を取得し、連結子会社としております。サステナビリティへの取り組みを経営の最重要課題の一つと位置づけており、透明性と信頼性の高い情報開示を推進し、今後も事業を通じて、複雑化する「社会課題」の解決に実効性を重視して取り組んでまいります。近年、企業を取り巻く経営環境は大きな構造変化の局面にあり、持続的成長には従来の延長線にない新たな発想と戦略が求められております。こうした環境変化を踏まえ、当社グループは「古河機械金属グループ企業理念」を制定し、この企業理念の具現化に向けた2035年ビジョン「Vision F 2035」を新たに策定いたしました。
ステークホルダーの皆さまのご意見やご指摘に真摯に耳を傾けながら、役職員一人ひとりが、創業以来培った社会基盤を支えてきた創造的解決力を発揮し、安全・快適で環境と調和した豊かな社会の実現に向けて、全力で取り組んでまいります。古河機械金属のこれからの挑戦にぜひご期待ください。
2026年6月