環境への取り組み
古河機械金属グループは、地球環境保全を重要な経営課題の一つとして位置付け、企業活動のあらゆる分野で、全社員が環境との調和、環境改善への配慮ある行動を行い、将来に向けて持続可能な社会の発展に寄与することを基本理念としています。

足尾事業所 太陽光発電所
当社は、旧足尾製錬所硫酸工場跡地(栃木県日光市足尾町)に太陽光発電所(正式名称:古河機械金属株式会社足尾事業所太陽光発電所)を建設し、平成25年12月に発送電を開始しました。
完成した太陽光発電所は、発電出力1,000kW、年間発電電力量は当初約920,000kWh、20年間平均で約850,000kWhを見込んでおり、全量を東京電力株式会社に売電しております。
当社にとって足尾地区は事業を発展させてきた礎の地であり、歴史的にも技術的にも重要な場所であります。今後も旧足尾製錬所跡地をはじめとしてこの地の有効利用については引き続き検討していくと共に、地球環境の保全と地域社会への貢献活動を積極的に展開していきます。

「安全専一(あんぜんせんいち)」の商標登録を取得
~「安全第一」の前身は「安全専一」~
当社は、「安全専一(あんぜんせんいち)」の標記を商標登録出願し、2020年3月に商標登録を取得しました。古河機械金属グループの発展を築いた足尾銅山は、日本における公害防止技術ならびに産業安全運動の始まりの地です。銅の採掘と製錬技術の調査のために訪米した当社足尾事業所長の小田川全之は、アメリカの製鉄会社で提唱されていた「SAFETY FIRST(セーフティファースト)」の考え方を持ち帰り、「安全専一(あんぜんせんいち)」と翻訳しました。
その後、足尾銅山に安全専一の表示板を掲示し、従業員に安全意識を根付かせ、安全活動を推進しました。これが日本の産業界における安全運動の始まりと言われています。現在、工事現場や工場で表示されている「安全第一」の前身が「安全専一」であり、日本の産業運動にしっかりと受け継がれています。
日本政策投資銀行の環境格付評価で7年連続「最高ランク」を取得
当社は、日本政策投資銀行(以下「DBJ」)の「DBJ環境格付」に基づく融資を受け、DBJ規定の最高ランクの格付を2021年7月30日付で取得しました。今回の格付では、環境安全管理委員会を中心としたグループ横断的な環境マネジメント体制を構築し、環境パフォーマンスについては第四期中期削減計画を策定して改善に努める等、広範な事業領域における環境リスクの低減に向けた不断の取り組みを展開している点、今年度新たに2025年ビジョン「FURUKAWA Power & Passion 150」において製品・サービスを通じて社会課題の解決に貢献していく旨を明記し、環境配慮型製品の拡販を進めるとともに、製品使用時の CO2削減貢献量を算定して社会における環境負荷低減に取り組んでいる点などが高く評価され、「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という最高ランクの格付を7年連続で取得しました。

ISO14001認証取得状況
会社名 | 取得日 | 認証取得機関 |
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古河ユニック(株)佐倉工場 | 2001年11月30日 | JQA(日本品質保証機構) |
古河産機システムズ(株)小山栃木工場※ | 2002年10月22日 | NK(日本海事協会) |
古河機械金属(株)技術統括本部 | 2004年 1月14日 | JSA (日本規格協会) |
古河ロックドリル(株)高崎吉井工場 | 2004年 4月28日 | TÜV(テュフラインランドジャパン) |
古河ケミカルズ(株)大阪工場 | 2005年 1月27日 | JICQA(日本検査キューエイ) |
古河電子(株)いわき工場 | 2005年 3月 4日 | JQA(日本品質保証機構) |
群馬環境リサイクルセンター(株) | 2010年 1月26日 | MSA(マネジメントシステム評価センター) |
泰安古河随車起重机有限公司 | 2018年 6月15日 | Shanghai Audit Center of Quality System |
FURUKAWA UNIC (THAILAND) CO.,LTD. | 2019年 5月26日 | Perry Johnson Registrars, Inc. |
- ※栃木工場は2009年6月19日に小山工場と統合認証取得