基本理念

古河機械金属グループは、「環境理念」の下「環境保全方針」、「生物多様性方針」を定めています。

環境理念

古河機械金属グループは、地球環境の保全と経済社会の持続性を重要な経営課題としてとらえ、気候変動、生物多様性の損失および社会情勢の変化に対応するために、企業活動のあらゆる分野で環境との調和を意識し、自然再興(ネイチャーポジティブ)※の実現に向けて、全従業員が組織一体となって行動します。

※ 自然再興(ネイチャーポジティブ):「自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反転させる」ことで、自然保護だけを行うものではなく、社会・経済全体を生物多様性の保全に貢献するよう変革させていく考え方。

(2025年11月20日施行)

環境保全方針

1.持続可能な社会への貢献

事業活動のあらゆる場面において持続可能な社会の実現に愚直に取り組み、環境法令類を遵守し、継続的に環境保全活動の推進を図ります。
また、2050年までにカーボンニュートラルを達成することを目指し、脱炭素に向けて生じる課題に真摯に向き合い、具体的対策を講じます。

2.環境負荷の低減に配慮した生産活動

事業活動のあらゆる場面において、省エネルギー・省資源ならびにプラスチックを含めた廃棄物の削減に努め、環境負荷が少なく安全に配慮した生産活動を推進し、循環経済への移行を促進します。

3.人材育成

一人ひとりが広く社会に目を向け、自ら責任を持った環境保全活動を遂行できるよう、着実に人材育成に取り組みます。

4.地域に密着した事業活動

地域社会との連携を密にして信頼関係を築き、人々の生活環境に配慮した事業活動を通して地域との共存を図り、広く社会に貢献していきます。

(2025年11月20日施行)

生物多様性方針

1.生物多様性に配慮した事業活動

当社グループが受け継いできた環境保全の高い志をもとに、事業活動が生物多様性に与える影響を把握・分析し、その影響の最小限化を図ります。また、サプライチェーンの事業者と協力して生物多様性の保全に努めます。

2.教育活動の充実

管理監督者を含めた全従業員に対して、継続的に生物多様性の重要性についての意識・理解向上を図ります。

3.休廃止鉱山管理

当社グループの礎を築いた足尾銅山をはじめとする休廃止鉱山について、覆土緑化や自然災害対策としての強靭化の取り組みにより、自然再興(ネイチャーポジティブ)の実現を図ります。

4.山林管理

適切な山林管理により、山林内の生物多様性の保全・再生に貢献するとともに、山林によるCO2吸収効果によるカーボンニュートラルの達成に貢献します。

5.ステークホルダーとの連携

ステークホルダーの意見やニーズを把握するとともに、積極的な情報共有を図ることで、多角的な視点での生物多様性保全活動を推進します。

(2025年11月20日施行)