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ロックドリル部門:小割用油圧圧砕機の新モデルを開発、販売開始

2020年02月14日

- 都市再開発やインフラ整備等でニーズの高まる解体市場向け -

当社グループの中核事業会社である古河ロックドリル株式会社(東京都中央区日本橋1-5-3 社長:阿部 裕之)は、小割用油圧圧砕機『Vss9』を開発し、本年2月より販売を開始します。

古河ロックドリルは、解体市場向けに、油圧ショベルのアタッチメント製品である油圧圧砕機『Vシリーズ』として、小割用油圧圧砕機『Vsシリーズ』、大割用油圧圧砕機『Vxシリーズ』、SRC解体大割用油圧圧砕機『Vzシリーズ』、多機能型鉄骨カッター『Vcシリーズ』の4タイプを市場投入してきました。
解体市場では、都市再開発やインフラ整備に伴う解体工事が増加する一方で、工期短縮が課題となっています。特に都市部を中心に、低騒音で作業できることなどから油圧圧砕機の需要が増えており、同機を用いての作業効率のさらなる向上が求められています。
2月より販売を開始する小割用油圧圧砕機『Vss9』は、従来機の『Vs9』で採用していたトラニオン油圧シリンダに対し、シンプルな形状の両端クレビス型油圧シリンダを採用し再設計したことで、アクティブフレームの開閉がよりスムースになりました。それにより油圧圧砕機の操作性の向上や作業効率のアップが見込め、工期短縮に寄与できるようになりました。また、3次元CAD解析を駆使した設計により、強度や耐久性の向上、耐摩耗による長寿命化を実現し、ユーザーメンテナンスコストの低減が可能になりました。
古河ロックドリルでは、今後もニーズが高まる解体市場向けに油圧圧砕機の拡販に取り組んでまいります。

価  格

定価:4,000千円(税別)

販売目標

台数:年間30台

特  徴

  1. 1軽量で頑丈なボックス構造フレーム載

    実作業を想定した負荷条件のもと、3次元CAD強度解析や荷重解析を実施した結果、ねじれに強く耐久性に富み、軽量で頑丈なボックス構造を実現しました。

  2. 2軽量化による操作性向上

    軽量化により、扱いやすく、すばやい操作が可能になりました。
    大容量ハイスピードバルブの搭載で、パワフル&スピーディに小割破砕ができます。

  3. 3軽快な動きを可能にした油圧シリンダ

    シリンダの回転が小さく、アクティブフレームの開閉がスムースです。

  4. 4破砕性に優れる大型ツース

    大型センターツースで圧裂破砕しサイドツースで開放圧砕することで、ガラと鉄筋を効率よく分別できます。 先端の大型ツースは鉄筋をつかみやすく、かき寄せ作業にも力を発揮します。

  5. 5鉄筋カッター標準装備

    カッターがオペレータ席側にあるので視界性が良く、鉄筋の切断作業が迅速に行えます。
    カッター刃は4面が使用でき経済的です。

  6. 6大容量ハイスピードバルブを標準装備

    閉口スピードをアップする、大容量ハイスピードバルブを標準装備しています。
    シリンダとの組み合わせで、開口スピードにもストレスを感じさせません。

主要諸元

モデル名称 Vss9
質   量 kg 660
全   長 mm 1,696
全   幅 mm 370
最大開口幅 mm 618
カッター長 mm 140
カッター中央切断力 kN 517
先端破砕力 kN 375
使 用 圧 力 MPa 28
適合油圧ショベル ton 6~9
ハイスピードバルブ搭載 標準装備
小割用油圧圧砕機『Vss9』

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以上