2023年10月10日

　当社（社長：中戸川 稔）は、2025年3月卒業見込みの大学生9名を対象に当社グループの中核事業会社の2工場で5日間の体験型インターンシップを実施しました。
今回、学生を受け入れたのは、ロックドリル部門を担う古河ロックドリル株式会社（東京都千代田区、社長：山口 正己）の高崎吉井工場（群馬県高崎市）と、ユニック部門を担う古河ユニック株式会社（東京都千代田区、社長：山川 賢司）の佐倉工場（千葉県佐倉市）で、1日目～3日目は佐倉工場、4日目～5日目は高崎吉井工場において8月下旬に行いました。
　当インターンシップは、両部門の製品開発、組立、操作等の体験や社員との懇談会を通して、製品やモノづくりへの関心を広げ、当社グループで働くイメージを持ってもらうことを目的として毎年実施しています。コロナ禍ではオンラインや短期間での実施でしたが、今年は当社グループへの理解をより深めてもらうため5日間の体験型で実施しました。今後も、インターンシップを通した採用活動に取り組んでまいります。

場所	古河ロックドリル株式会社　高崎吉井工場（群馬県高崎市） 古河ユニック株式会社　　　佐倉工場（千葉県佐倉市）
対象	2025年3月卒業見込みの大学生9名
日数	5日間
内容	・工場見学 ・製品実機の操作体験・搭乗体験 ・CADを用いた製品開発体験・設計検証（解析ツール）体験 ・製品の分解組立体験 ・製品の妥当性確認テスト（試験立会・データ分析）体験 ・技術系社員との懇談会

■学生の感想

• 普段目にする機会がないドリル製品を間近で見ることができ、貴重な経験となった。製品の妥当性確認テストではドリルの迫力あるパワーに圧倒された。
• 試験立会と製品の分解組立体験では、製品の理解につながり、実際に働いたときの雰囲気を感じることができた。
• トンネル工事でドリル製品が活躍していることを知り、社会インフラ整備で重要な役割を担っていることが分かった。
• 社員との懇談会ではグループで分かれていたため質問しやすく、設計以外の職種の方とも話すことができて良かった。

古河ロックドリルの主要製品

油圧ブレーカ

　油圧ショベルのアタッチメント製品で、岩盤の掘削、岩石の小割、コンクリートの破砕などに使用され、超大型ブレーカや超低騒音ブレーカをラインナップ。高品質かつ高打撃力の油圧ブレーカを世界各地に供給。

油圧クローラドリル

　発破用火薬を装填する下向きの孔を岩盤にあける自走式機械。国内外の砕石場、石灰石鉱山等の露天掘り現場で使用。近年ではIoTを活用した稼働サポートシステムを搭載し、顧客の業務効率改善の取り組みを実施。

トンネルドリルジャンボ

　山岳トンネル工事現場の最先端である切羽で発破用火薬を装填する孔を掘る機械。国内の道路や鉄道の山岳トンネルのほとんどで使用。現在もリニア中央新幹線や北海道整備新幹線等のトンネル工事で活躍。近年、せん孔作業を自動化した機械も開発。

古河ユニック　佐倉工場

■学生の感想

• 設計体験では、学校での学びが実際の設計現場でどのように活かすことができるか、イメージすることができた。
• クレーンの設計実習や操作体験により興味や理解につながり、インターネットでは知ることができないモノづくりが学べた。
• 今後、設計業務に携わることができたら、今回のインターンシップでの経験を活かし、より良い設計ができるようにしたい。
• 操作体験では、動作と設計のつながりや難しさ、魅力などを社員の方から聞くことができ、とても有意義だった。

古河ユニックの主要製品

ユニッククレーン

　「吊る・積む・運ぶ・作業する」という一連の作業をトラック一台で可能にした省力機械。ニーズに合わせて小型から大型トラック用までラインナップ。安全性を重視したモデルなど、先進的な機能を備え、国内シェアは50％。

ミニ・クローラクレーン

　コンパクトなボディでトラックが入り込めない狭い場所や不整地、屋内作業現場で威力を発揮する自走式クレーン。非乗車型モデルから10t吊りの乗車型モデルまでラインナップ。近年では環境に配慮した完全電動モデルも開発。

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