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医療廃棄物処理施設の増設工事に着手 医療廃棄物処理の需要増に対応すべく、焼却処理能力を増強

2023年01月24日

 当社(社長:中戸川 稔)グループの中核事業会社で、産業機械部門を担う古河産機システムズ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:岩間 和義)の関係会社である群馬環境リサイクルセンター株式会社(本社:群馬県高崎市、社長:横山 修郎、以下:GKR※)は、医療廃棄物の焼却処理を行う2号焼却炉の新設工事に着手しました。2号焼却炉の竣工は2024年3月、稼働は2024年4月を予定しており、最大焼却処理能力は現行の約2倍の130トン/日となる見込みです。今後予想される医療廃棄物処理の需要増に対応していきます。

※GKRは当社グループの登録商標です。

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2号炉完成イメージ

2号焼却炉新設の目的

 GKRは、医療廃棄物の中間焼却処理を行っており、国内最大級の保冷自動倉庫を併設した最新鋭の医療廃棄物専門処理施設です。既存の1号焼却炉は2006年4月の操業開始以降、群馬県における医療廃棄物処理の実績を積み重ねてきました。また、新型コロナウイルス感染症が蔓延するなかで、群馬県下の療養者施設全ての感染性廃棄物処理を請け負うなど、地域貢献を続けています。
 今後、少子高齢化が進み、高齢者医療・介護を中心とした医療廃棄物の増加や、新型インフルエンザなどの流行による感染性廃棄物の大量発生等が予想され、1号焼却炉のみでは、処理能力不足が想定されます。GKRが、地域の医療廃棄物の適正処理要請に応えるためには、処理能力の増強、ならびに故障リスク等のBCP対応が必要と判断し、2号焼却炉の新設を決定しました。
 焼却炉の設置には群馬県高崎市の許認可が必要ですが、環境アセスメントを実施した結果、環境に対する負荷は極めて軽微であることから、2022年9月に同市より2号焼却炉設置の許可を得ました。
 2号焼却炉は2024年4月から運転を開始する予定で、現行の約6割増しの年間28,000tの処理を見込んでおり、群馬県や近隣の県はもとより関東甲信地域からの受入要請にも応えることが可能です。   
 GKRは、今後も医療廃棄物処理を通じて、地域に貢献していきます。

2号焼却炉の概要(予定)

処理量 70t/日(医療廃棄物として)
稼働日 300日/年
処理方式 バーチカル炉(竪型火格子式ストーカ炉)※
排ガス処理方式 バグフィルタ+触媒反応塔
2号炉用保管庫 保冷自動倉庫
2号炉棟(誘引通風機室を含む) 地上3階 延べ床面積 1,563.13㎡
総投資額 約28億円
営業運転 2024年4月

 ※バーチカル炉は、ガス化燃料方式の焼却炉で、廃棄プラスチックなどの発熱量の高い廃棄物処理に向いています。

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