Business
事業紹介

古河機械金属は、鉱山開発で培った技術を基に、
機械と素材の両分野で幅広い事業を展開しています。

産業機械部門

社会に欠かせないライフラインを
モノづくりの面から支える。

足尾銅山で使用された鉱山機械の修理部門から始まった産業機械部門では、工業用ポンプ製品、破砕機・粉砕機など、鉱山を支えた技術を源とする幅広い製品を展開してきました。
また、1960年代の東京オリンピック前後から1970年代の高度成長期にかけて、橋梁事業を拡大させ、その後も国土交通省をはじめとして、高速道路会社や地方自治体に橋梁・鋼構造物を多数納入しています。
環境関連製品は、大気汚染防止や汚水処理の装置として私たちの日常に欠かせない存在となっています。

より深く、より長距離の掘削工事を実現。

鉱山開発技術で培った技術を生かした破砕機や粉砕機をはじめとしたマテリアル機械は製鉄所や採石場で広く活躍。環境対策の分野でも代替エネルギーの開発や環境保全において、大きな貢献をしています。

生活基盤を支える下水処理用ポンプ。

全国市町村の下水処理場、し尿処理場、浄水場などで使用されている汚泥・汚水輸送用のポンプは、なんと国内シェア60%。全国各地で生活基盤を支えています。

ロックドリル部門

国内外の資源開発や、
社会インフラ整備の現場で活躍するロックドリル。

足尾銅山に導入されたさく岩機のメンテナンス部門を起源とする歴史が深いロックドリル部門。当社製品は、国内外の地下資源を採掘する資源開発や、山岳トンネルなどの社会インフラ整備の現場で活躍しています。特に「トンネルドリルジャンボ」「油圧ブレーカ」「油圧クローラドリル」は高いシェアを有し、さく岩機のトップメーカーとして業界をリードしてきました。今後も、変化するニーズに応え続けるため、製品の機能向上・安全性向上だけでなく、完全自動化にも取り組んでいます。

国内シェア80%。多くのトンネル掘削現場で活躍。

発破用の穴を掘る「トンネルドリルジャンボ」は、道路や山岳トンネル、ダム、地下発電車などの工事で使用されており、国内シェア80%を誇るほどの多くの実績を残しています。

正確かつスピーディーな掘削技術で世界シェアトップに。

岩盤に発破用の孔を掘る「油圧クローラドリル」。正確かつスピーディーな掘削技術が評価され、世界シェアトップの30%。世界各地の石灰鉱山、採石場、土木工事現場などで活躍しています。

ユニック部門

高性能な“赤いクレーン”「ユニック」で
建設現場の作業効率化に貢献。

「吊る・積む・運ぶ・作業する」という作業を一台で完結できる“赤いクレーン”「ユニック」*は、物流や各種建設工事などで使われる、当社自慢の製品です。製品名は「ユニバーサルクレーン」(全世界の人々のためのクレーン)でありたいという願いと、「ユニコーン」(伝説の一角獣)の力強いイメージから名づけられました。 既成概念にとらわれない独自技術で、クレーンの多様化を実現させています。
*「ユニック」は古河機械金属(株)の登録商標です。

国内シェア50%。多くの現場の作業をスムーズに。

トラックの運転席と荷台の間に取り付けられたトラック搭載型クレーン「ユニック」。トラック搭載型クレーンの代名詞とされるほど認知の高い製品です。

「エコクレーン」で工事現場の省エネに寄与。

コンパクトなボディと自走機能によりトラックが入り込めない現場で威力を発揮する「ミニ・クローラクレーン」。完全電動化を実現したバッテリー式のゼロ・エミッションモデルは排気ガスをゼロに、CO2削減に貢献しています。

金属部門

創業当時より続く金属部門。
ベースメタルの安定供給で日本の産業発展に貢献。

当社の源流事業である金属部門では、長年にわたって培った技術と経験に基づき、銅・金・銀などを安定的に供給しています。また、現在は海外での鉱山事業にも注力しているほか、原料である銅鉱石や銅スクラップを買い入れ、出資先の共同製錬所に製錬を委託することで、電気銅や硫酸などの生産体制の最適化にも貢献しています。

国内外の製錬所を支える当社の技術。

古河機械金属グループの祖業である金属事業において開発された古河・オートクンプ式自溶製錬技術は、低コスト・低公害という特徴を持ち、国内外の製錬所で広く採用されています。

電気銅が支える、私たちの生活インフラ。

電気をよく通し、加工性に優れる電気銅は、各種電線や伸銅品に幅広く使用され、私たちの生活インフラを支えています。

電子部門

キーマテリアルの供給で
IT・エレクトロニクス技術の進歩を支える。

現在、スマートフォン、自動車、産業機器など、あらゆる業界でIoT化が進んでいます。当社は、そんなエレクトロニクス機器の進歩に欠かせない電子材料の製造・販売を行っています。特に半導体の原料となる「高純度金属ヒ素」は、国内唯一のメーカーとして安定供給の重責を担うとともに、海外にも多く輸出され、世界トップメーカーとして揺るぎない地位を確立。また、「窒化アルミニウム」「光学部品」「車載用コイル製品」の開発にも取り組んでいます。

高速通信に欠かせない原料を、世界最高純度で。

携帯電話の電子デバイスやLEDなどに使用されるガリウムヒ素半導体の原料「高純度金属ヒ素」。当社は世界最高純度である99.999995%(7N5)を達成しています。

「車載用コイル製品」の開発で自動車業界の技術革新に寄与。

当社の車載コア・コイルはコアを自社生産できる技術を生かしてお客さまのニーズに素早く対応。コア材として、ハイブリッド自動車や電気自動車の部品の一部に使用され、省エネに貢献します。

化成品部門

高品質なケミカル製品を提供し、
環境負荷低減に貢献。

化成品部門では、「硫酸」「液体硫酸アルミニウム」「ポリ硫酸第二鉄溶液の無機工業化学薬品」「亜酸化銅」などの塗料原料、ならびに「塩基性炭酸銅」などの地球環境に優しい機能性素材を製造しています。1932年以来、長きにわたって培ってきた粒子制御技術をベースに、多様な産業に対応した製品を製造しています。

海洋汚染防止に対応した「亜酸化銅」を開発。

主力製品である「亜酸化銅」とは、船底塗料の防汚剤として使用される顔料のこと。海洋汚染防止に対応した製品開発により、発売以来大きな支持を得ています。

高品質な「硫酸」が最終製品の高いクオリティを実現。

「硫酸」は、化学・電子部材・鉄鋼・食品加工などの各工業に不可欠な基礎原料です。独自の硫黄焙焼法で製造する当社の「硫酸」は、不純物が極めて少なく、最終製品のクオリティ担保にもつながっています。

研究開発部門

機能性素材から機械技術まで
技術の融合と進化に挑戦。

時代の変化に伴って求められる開発テーマやリソースにフレキシブルに対応し、分野を超えた柔軟な発想で新製品開発と製品の高付加価値化を進める研究開発部門。「先端技術部」では、通信制御・シミュレーション解析・自動化技術等のプロジェクトを推進、「新材料開発部」では、電気自動車(EV)などの次世代電池として期待される全固体電池の材料開発など、新材料につながる基礎研究や既存材料の高機能化・高付加価値化に取り組んでいます。

機械製品のIoT化・AI化で機械事業の発展に貢献。

先端技術部では今後必要とされる機械製品のIoT化、AI化に対し、各事業部門と連携を行いながら開発を推進しています。

既存材料の高機能化と材料開発を支援。

新材料開発部では、素材事業の発展に貢献する開発支援を中心に、既存材料の高機能・高付加価値化を含めた開発に注力。機械事業製品にも応用可能な材料開発にも取り組みます。

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