interview

でっかい機械を動かす。
大人になっても、
やっぱりワクワクしますよ。

設計

生産本部佐倉工場
開発設計部 設計一課

R.H.

2025年入社
理工学研究科機械工学専攻 修了

動かすって、 面白い。

子どもの頃は、レゴブロックに夢中でした。映画の『トランスフォーマー』を見ては、「自分でもこんなものをつくれないかな」と、見よう見まねでブロックを組み立てていました。大学で機械工学科を選んだのも、いつかロボットをつくりたいと思っていたから。研究室の仲間といっしょに、人命救助をテーマにしたロボットコンテストに参加しました。

担当したのは、被災者役の人形をカメラで探す、小型の四足歩行ロボットです。動きを制御するプログラムを手がけましたが、4本の足を連動させるのは簡単ではありません。思ったように動かず、何度も調整を重ねました。ようやく、足がぎこちなくも動き、前へ進んだ瞬間は、今でもよく覚えています。自分が画面の中で考え、試しつづけたことが、現実の動きになった。苦労した時間が一気に報われたような気持ちで、動くロボットをずっと見ていたくなりました。あの時はじめて、機械を動かすことが、こんなにも楽しいものなのだと知った気がします。

喜びのスケールも、 ケタ違い。

入社してから現在まで、トラック搭載型クレーンの電装や制御に携わっています。荷重を検知するセンサー、危険な状態で警告を出したり、動きを止めたりする制御装置、それらをつなぐ配線や通信。巨大なクレーンを、どう安全に、狙ったとおりに動かすかを考える仕事です。PC上でプログラムを組んだら、屋外のテストフィールドに出て、実機で動きを確かめます。画面の中では数字や文字の羅列だったものが、目の前で大きなアームの動きに変わっていく。研究室で扱っていた小型ロボットとは、音も、迫力も、生みだす力も、まるでスケールが違います。

入社前から「クレーンに携わりたい」と考えていたわけではありません。ですが、何トンもの荷物を持ち上げる機械を、自分が書いたプログラムで動かす面白さは、想像以上でした。仕事を覚え、クレーンの仕組みが見えてくるほど、「次はこんな動きをつくれないか」「もっと使いやすくできないか」と、やりたいことが増えていく。気づけば、大学時代とは比べものにならないほど大きな機械を動かす仕事に、すっかり夢中になっていました。

もっと知りたい。 もっと動かしたい。

ただ、動けばそれで満足できるというものでもありません。先日、クレーンの半自動化に向けて、扱いの難しいセンサーを使った際も、既存のプログラムをそのまま使って動かすだけでは納得できませんでした。センサーがどのように姿勢や動きを検知し、その数値がどんな計算を経てクレーンが制御されるのか。数学や物理の原理までさかのぼり、ひとつずつ調べていきました。わからないものを、わからないまま使って機械を動かせても、手応えがないのです。

仕組みを理解すれば、自分で考え、判断できる範囲が広がる。すると、「この数値を変えれば、こんな動きもできるんじゃないか」と、また次を試したくなる。自分の頭と手で答えを探し、機械の動きとして確かめていくプロセスが何より好きなんです。今はまだ、すでにある仕組みを読み解き、必要な部分に手を加える仕事が中心です。いつかは、自分が一から考えたプログラムで、クレーンの可能性そのものを広げてみたい。自分が生みだした新しい動きが製品化され、世界中の現場で活躍する。そんな未来までつくれたら、きっと今以上にワクワクするだろうなと思います。

MY UNIQUE PATH

学生時代
機械工学を専攻。人命救助をテーマにしたロボットコンテストに参加し、四足歩行ロボットのプログラムを担当。自分がつくった機械が初めて動いた瞬間に、大きな達成感を味わった。
就活時代
プログラムで機械を動かす面白さを仕事にしたいと考え、機械系・情報系の両方を視野に入れ就職活動を行う。地下鉄の広告で古河機械金属を知り、大きな機械に携われる点に魅力を感じてエントリー。
入社1年目
電装・制御部門に配属され、センサーや制御装置、配線、通信、プログラムについて基礎から学ぶ。実機検証を通じて、自分の考えた処理がクレーンの動きとして現れる面白さを知った。
現在
一人で進められる仕事が増え、特注機向けの制御や新技術の検証にも挑戦。クレーンの半自動化に向けた研究では、センサーの原理までさかのぼって理解を深めている。