interview
今日も数字と向き合う。
それが僕の
モノづくりだから。
経理
管理部
経理課
K.K.
2020年入社
経済学部経営学科 卒
お金を管理する ということ。
「お金の管理、嫌いじゃないかも」。そう思ったのは大学時代。アカペラコーラス部で、誰もやりたがらなかった会計担当に手を挙げ、活動資金の管理をしていた時でした。僕の判断で部費を上げた時は、さすがにちょっとだけ反発もあったけど…。あのままの運営状況では、毎年の目標である演奏会のための積立も足りなくなっていたはずです。部員たちが練習に打ち込む姿を見ていたからこそ、晴れの舞台にも立たせてあげたかった。適切にお金を管理してこそ、みんなのやりたいことを叶えられるのだと、会計の意味を感じた出来事でした。
あの経験が、今の仕事にもつながっています。入社後は、経理として本社に配属されました。1年目から、売上規模が大きい産業機械部門の決算を担当させてもらい、2年目には経理部の主担当として、他部署や外部の会社と協力しながら、英語版アニュアルレポートの作成に携わりました。「若手の裁量が大きい」という評判どおり、さまざまな経験を積ませてもらっていると感じていましたが、そこからさらに異例の人事があったんです。
「来期から、 タイに行ってくれないか?」
上司から話があったのは3年目の10月頃。その年次での海外転勤は過去に例がなかった上に、現地の日本人メンバーは4人で、経理担当は自分だけ。250名規模のタイ工場の、実質的な経理責任者を務める形でした。赴任して最初のミッションは、年間予算の作成。企業の1年間の活動指針となる重要な指標です。いきなりの大仕事でしたが、何しろ分からないことだらけなので、まずはとにかく情報収集から始めました。
営業担当者から販売予測データをもらい、製造部門から原材料費のデータを仕入れ、各製造ラインの人件費を調べ、社内の数字という数字を集めていく。タイの法律や市況感もインプットする必要があります。それから、できるだけ工場のなかを歩き回って、いろんな人に話しかけました。現場はどんな雰囲気で、どんな人たちが働いているのか。工場にはどんな機械があって、何をどれだけ製造しているのか。さまざまな角度から、工場経営の解像度を上げていきました。
それは、 ただの数字じゃない。
そうしてかき集めた情報をもとに予算案を作成。何度も調整を繰り返し、承認が下りた時は、安堵とともに、言い知れない充足感がありました。これまで、ただの経理上の数字としか捉えられていなかったものたちは、実は、誰かの努力の結晶だった。現場の工夫の賜物だった。大きくてかっこいい機械たちであり、工場そのものだった。タイに来てから現場と密に関わる中で、画面上の数字が実体を持つような手応えがあり、初めて「一緒にモノづくりをしている」とも思えました。それから約3年間をタイで過ごし、現場と経営が近い環境で経験を積めたことは、自分の財産になっています。
古河機械金属という会社は、モノづくりに熱い人たちの集まりです。彼らのひたむきな姿勢や技術の高さを知っているからこそ、その力を、世の中のために存分に発揮してほしいと願っています。「より良い製品をつくり上げるために、どれだけのリソースを割けるのか?」「今期は試験研究にいくら投資できるのか?」。僕たち経理担当が正確な試算を行うことで、技術者たちが心置きなく挑戦できる。そういうモノづくりへの携わり方も、あると思うんです。
MY UNIQUE PATH
- 入社1年目
- 本社の管理部経理課に配属。古河グループの中核である機械事業(産業機械、ロックドリル)の連結決算を担当し、経理業務のいろはを学ぶ。
- 入社2年目
- 年に一度、古河グループ全社の事業実績・財務実績を公開する英語版アニュアルレポートの作成を担当。初めての業務も、まずはのびのびとやらせてくれる社風が自分に合っていると感じる。
- 入社3年目
- FURUKAWA UNIC(THAILAND)に赴任。英語3割、日本語3割、タイ語3割、ボディランゲージ1割で現地の従業員ともコミュニケーションをとりながら経理を統括。パタヤやカンボジアなどへの旅行の思い出もたくさん。
- 現在
- 日本に戻り、引き続きタイ工場の経理をリモートで担当しながら、国内の出納業務も兼務。今後はより広く世界の拠点の分析を行い、経営に資するデータを算出していきたいと考えている。