トロッコ館 新情報

井笠鉄道ホハ6(旧西武鉄道32号)客車の移動と保存

先日、元井笠鉄道ホハ6(旧西武鉄道32号)軽便鉄道用の客車が「あしおトロッコ館」に保存車として新たに加わりました。

この木造客車、いまから100年以上もむかしの1913(大正2)年に愛知県の日本車輛で製造され、岡山県の井笠鉄道で活躍しました。
同鉄道廃止後、1972(昭和47)年に西武鉄道へと譲渡され、同社 初代山口線(通称おとぎ電車)で使われていましたが、
同線リニューアルにともない廃車され、西武園ゆうえんち内のレストランに活用されることになりました。

やがて同店も休店となり、いまから10年前に旧けいてつ協会(現在は一般社団法人あしおトロッコ館に吸収合併)に譲渡されました。
長らく、この車両を預かって頂いておりました栃木県塩谷町のバリアフリー鉄道農園「風だより」が閉店することになり、ホームグランドである(一社)あしおトロ
ッコ館(古河足尾歴史館野外展示場)に同地を所有する古河機械金属㈱のご理解のもと移動するはこびとなりました。

すでに同館には、元井笠鉄道のドイツ・コッペル社製の7号蒸気機関車がありますが、元々は同僚であった元井笠鉄道ホハ6とは60年ぶりの再会となります。

 

◇ガソリンカーと井笠鉄道
あしおトロッコ館の主役であるガソリンカー(左)と、井笠鉄道の7号蒸気機関車とホハ6木造客車

◇井笠鉄道7号機とホハ6
離ればなれになり、放浪した末に再びめぐり会った7号蒸気機関車(左)と、ホハ6木造客車(右)

 

この機会にぜひ、古河足尾歴史館、トロッコ館へとご来館くださいませ。

皆様のご来館を心よりお待ちしております。

 

PAGE TOP