古河足尾歴史館について

古河足尾歴史館について

当歴史館は2005年4月にNPO法人足尾歴史館としてオープンしましたが、2019年4月からはその運営を古河機械金属(株)に移管しました。
主に、旧足尾鉱業所等のジオラマ、古河創業家の写真や銅像、古河家と交流のあった関塚家(フランス料理界にて活躍が顕著)ゆかりの品、そして、日本の安全第一運動のさきがけとなった小田川全之の写真および関連品の展示など、日本近代史の黎明期を象徴する興味深いものを多数展示しています。

足尾鉱業所事務所ジオラマ

足尾鉱業所事務所ジオラマ

足尾鉱業所のジオラマを展示しています。(星野一仁氏作)足尾鉱業所は辰野金吾(辰野葛西建築事務所)により設計されました。辰野金吾は明治政府が招聘した建築家ジョサイア・コンドルから学び、日本各地に「辰野式」と言われる重厚な建物を設計しました。東京駅、日本銀行、奈良ホテルなどが代表的な作品です。足尾鉱業所は、仮に現存していたら、貴重な歴史的資産建築として重要文化財に指定されていたであろうと言われています。

古河創業家

古河創業者である古河市兵衛他、歴代社長の写真を展示しています。また、古河市兵衛の銅像や古河市兵衛の片腕として大活躍した木村長七の胸像、さらに、古河市兵衛が愛用していたキセルや直筆の手紙、屏風などを展示しています(木村長七子息他、木村家による寄贈)。これら歴史的価値のある貴重な品を展示しているのは、日本において本館が唯一とされています。

さく岩機

1930年のさく岩機ASD18をはじめ、足尾銅山が閉山する1972年に使用していたさく岩機530Dを展示しています。1914年、当時、足尾銅山の通洞坑機械係であった川原崎道之助が、ドイツフロットマン社のハンドドリルを参考にして、国産第一号機となるさく岩機を製作しました。1950年には、古河鉱業はさく岩機製作を本格化し、改良を積み重ね、現在は古河ロックドリル㈱の主力製品であるトンネルジャンボへと発展しています。

関塚家関連

古河家と交流のあった、フランス料理家の関塚家にまつわる品を展示しています。関塚喜平は古河家の支援を受け、当時では珍しい本格的なフランス料理屋を足尾で営んでいました。関塚喜平は第55代総理大臣の石橋湛山から料理の腕を認められ、石橋湛山直筆の「共存共栄」など展示しています。

安全専一

当時、銅山の坑口・坑内・工場などに掲げていた、「安全専一」の表示板を展示しています。“SAFETY FIRST”というスローガンがアメリカで始まり、最初に日本に輸入されたのが足尾銅山でした。1912年、アメリカに銅の採鉱と精錬技術の調査に訪米した技師の小田川全之が、新しい技術と一緒に安全重視の考え方を持ち帰り「安全専一」と翻訳し安全第一運動を始めました。1915年(大正4年)には「安全専一」と名付けた安全読本(作業心得)を発行し、全従業員に配布しました。これが我が国における“安全必携”の先駆けとなります。

あしおトロッコ館

トロッコ部展示コーナー

足尾銅山のトロッコ歴史紹介と共に“トロッコは鉄道?”といった素朴な疑問にお答えするパネル解説や、精密な各種のトロッコたちの模型なども展示しております。

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